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清掃のあとの遺品整理順番を間違えると、
二度手間になります。
特殊清掃と遺品整理は、別の工程です。どちらを先にやるかで、費用も、残せるものも変わります。
特殊清掃が先、遺品整理が後
先に遺品を運び出してしまうと、床や壁の状態が見えるようになるまで清掃の範囲が決まりません。結果として、見積の出し直しになります。逆に清掃を先に済ませておけば、遺品を触れる状態にしてから中身を確かめられます。
会社によっては、この2つを1つの見積にまとめて「一式」で出してきます。工程が違うものが同じ行にまとまっていると、どちらの費用がいくらなのか分からなくなります。清掃と遺品整理は、見積の行を分けてもらってください。
- 一、特殊清掃
汚れと臭気への対応。ここが終わらないと、部屋の本当の状態が分かりません。
- 二、遺品整理
残すもの・譲るもの・売るもの・処分するものに分けます。貴重品の扱いを作業前に決めておいてください。
- 三、原状回復
賃貸なら、貸主に返せる状態に戻す工事。持ち家なら売却や解体の判断に進みます。
買取を頼むときに確かめること
遺品の中に、買い取れるものが含まれていることがあります。買取を業として行うには、公安委員会の古物商許可が必要です1。当サイトが古物商許可の有無を配点項目に入れているのは、許可番号を公開しているかどうかが、外から確かめられる数少ない手がかりだからです。
- 作業費と買取額を、別の書面で出してもらう。相殺された1枚の見積では、どちらの金額も検証できません。
- 貴重品と、それ以外を分ける。通帳・印鑑・貴金属・骨董は、片付けと同じ流れで引き取ってもらわず、別に査定してもらってください。
- 訪問して買い取る場合はクーリング・オフの対象になります。書面を受け取った日から8日以内であれば解除でき、その間は品物の引渡しを断ることができます2。
形見・仏壇・位牌
作業が始まると、判断する時間はほとんどありません。始める前に、次の3つだけ決めておくと後悔が減ります。
- 写真とアルバム。量が多くても、いったん全部残す判断で構いません。後から減らせます。
- 手紙・日記のたぐい。読むかどうかは後で決められます。処分だけは戻せません。
- 仏壇・位牌・神棚。菩提寺がある場合はまず相談を。業者に供養まで頼む場合は、誰がどこで行うのかを確認してください。
よくあるご質問
特殊清掃と遺品整理は、別の会社に頼んでもいいですか
頼めますが、間の責任が分かれます。清掃が終わった状態をどちらの会社が確認するのか、におい戻りが起きたときにどちらが対応するのかを、あらかじめ決めておく必要があります。1社で通す場合は、この取り決めが不要になります。当サイトが「自社一貫」に15点を割いているのはこのためです。
買取をしてもらえば、費用が安くなりますか
安くなることはあります。ただし、買取の金額と作業費が同じ見積の中で相殺されていると、どちらが妥当なのか検証できなくなります。作業費の見積と買取の査定は、分けて出してもらってください。
仏壇や位牌は、そのまま処分できますか
処分の方法は宗派や地域の慣習によって異なります。菩提寺がある場合はまず相談してください。業者に供養をあわせて依頼できることもありますが、誰がどこで行うのかを確認してから頼んでください。
出典
- 愛知県警察「古物営業法の解説」https://www.pref.aichi.jp/police/shinsei/sonota/kobutsu/kobutukaisetu.html(2026-08-04取得)
- 消費者庁「訪問購入(特定商取引法ガイド)」https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/doortodoorpurchases/(2026-08-04取得)
- 環境省「廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!」https://www.env.go.jp/recycle/kaden/tv-recycle/qa.html(2026-08-04取得)
- 名古屋市「市の許可のない回収業者には粗大ごみなどの処分を頼まないで」https://www.city.nagoya.jp/kurashi/gomi/1012183/1035058/1012184/1026025.html(2026-08-04取得)
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