遺品整理と不用品回収は、何が違いますか
作業として似ていても、家財を運ぶために必要な許可の枠が同じです(家庭から出たごみを業として運ぶには市町村の一般廃棄物収集運搬業の許可)。一方、買い取って引き取る場合は古物営業法の古物商許可の話になります。呼び名ではなく、どの許可でどう処分するのかを確かめてください。2,4
はじめての方へ
お部屋の片付けは、順番を決めてから始めると、やり直しが起きません。とくに特殊清掃が必要なお部屋では、清掃と整理の順番を逆にすると、見積の出し直しになります。
このページは、遺品整理を6つの段階に分けて、それぞれで「今やること」と「まだやらないこと」を整理したものです。法令で確かめられることは条文を挙げ、確かめられないことは確かめられないと書きます。
混同されやすいのですが、この2つは目的が違います。
亡くなってから時間が経ったお部屋では、清掃が先、整理が後です。汚損の処理が済んでいない部屋で仕分けを始めると、作業のやり直しになりますし、ご家族が長時間その部屋にいることにもなります。
逆に、においや汚損の問題がないお部屋であれば、遺品整理だけで終わります。どちらが必要かは、見積のときに現地で確かめてもらってください。両方を頼む場合と清掃だけの場合で金額の帯がどう変わるかは、費用が心配なときに間取り別で並べています。
相続放棄をするかどうかを、先に決める
片付けはやり直せますが、相続放棄はやり直せません。民法は、相続人が相続財産の全部または一部を処分したときは単純承認をしたものとみなすと定めています1。迷っている段階なら、荷物に手をつける前に弁護士または司法書士へ。
順番を間違えないための整理部屋の写真を撮り、範囲を把握する
玄関から順に、部屋ごとに撮っておきます。複数社に同じ条件で見積を頼めるようになります。搬出してしまうと元の状態は二度と撮れません。
探すものを決めて、先に確保する
通帳・印鑑・保険証券・賃貸借契約書・年金手帳・鍵。手続きで必要になるものです。作業を頼む前に見つかれば、その後の手続きが止まりません。
期限のある手続きの一覧項目別の見積を、複数社から取る
総額ではなく、行が分かれているかを見ます。特殊清掃が必要な部屋では、清掃と整理が別の行になっているかも確かめてください。
「一式」の見積書に注意作業(清掃が先、整理が後)
立ち会えない場合は、作業前と作業後を同じ位置から撮った写真をお願いしておきます。撤去後には撮れないので、着手前にしか頼めません。
依頼から完了までの流れ引き渡し・原状回復
賃貸なら、ここで原状回復の負担の話が出ます。経過年数と施工単位という計算の型があります。
請求額を自分で検算する「早く止めたほうがいいもの」と「作業が終わるまで止めないほうがいいもの」が混ざっています。
詳しい順番は郵便とライフラインの記事にまとめています。郵便については、ご家族の住所への転送ができません。
作業中に出てくることがあります。これらは相続財産にあたりうるものなので、その場で「業者に処分を任せるもの」に混ぜないでください。
相続人が数人いるときは、相続財産はその共有に属します1。ご自身の判断で処分してしまうと、あとで分割の話に戻ったときに説明ができなくなります。
着手前に決めておく1文
「作業中に現金・通帳・印鑑・貴金属が出てきた場合は、処分せず一箇所にまとめて、写真を撮って報告してください」。これを見積のときに伝え、書面に残してもらってください。手順で答えられる会社を選んでください。
亡くなった方の口座が凍結されていても、葬儀や片付けの費用を単独で払い戻せる制度があります(金融機関ごとに上限があります)1。別の記事にまとめています。
封をした遺言書が出てきた場合は、その場で開けないでください。封印のある遺言書は家庭裁判所で相続人の立会いのもとでなければ開封できないと定められています。手続きは検認の記事にまとめました。
形見分けは、気持ちの整理としても大事な工程ですが、財産的な価値があるものは遺産分割の話と地続きです。民法は、遺産の分割は物や権利の種類・性質、各相続人の年齢・職業・心身の状態・生活の状況その他一切の事情を考慮してすると定めています1。共同相続人は、いつでも協議で分割することができ、協議が調わないときは家庭裁判所に請求できます1。
いっぽう、仏壇・位牌・お墓は、遺産分割とは別の枠にあります。民法897条は、系譜・祭具・墳墓の所有権は慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者が承継するとし、被相続人の指定があるときはその者が承継する、慣習が明らかでないときは家庭裁判所が定めるとしています1。つまり、法定相続分で分けるものではありません。
詳しくは祭祀財産の記事にまとめました。処分に困っている場合の考え方もそこに書いています。
本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。掲載順は当サイトの基準で決めており、報酬額では変わりません。
当サイトが調査した3社は、いずれも項目別の見積を出しています。許可の確かめ方と合わせて、各市のページに同じ順で並べています。
掲載順は当サイトの基準で決めており、報酬額では変わりません(掲載と順位の基準)。各社の調査記録と比較表は名古屋市のページ、ほかの市は地域から探すにあります。
作業として似ていても、家財を運ぶために必要な許可の枠が同じです(家庭から出たごみを業として運ぶには市町村の一般廃棄物収集運搬業の許可)。一方、買い取って引き取る場合は古物営業法の古物商許可の話になります。呼び名ではなく、どの許可でどう処分するのかを確かめてください。2,4
相続人が数人いるときは相続財産は共有になります。片付けそのものを止める条文はありませんが、あとで揉めないために、着手前に「誰が発注するか」「処分するもの・残すもののどちらに迷ったらどうするか」を決めておいてください。分割の話がまとまらないときは、家庭裁判所に請求できます。1
写真や動画で見積を出す会社があります。立会いなしで進める場合は、鍵をいつ誰が持つか、貴重品が出てきたらどうするかの2点を、着手前に書面で決めておいてください。
急かされていても、その場で契約する必要はありません。訪問を受けて契約した場合、法定の書面を受け取った日から8日以内であれば理由なく解除できます。まず項目別の見積を出してもらってください。6
会社の許可・料金・サービス内容は変わります。当サイトは取得日を添えて記録していますが、依頼の前にご自身でも最新の内容をご確認ください。