コラム/亡くなった後の実務
亡くなった後の実務遠方の家族へ遺品を送りたいとき|特殊清掃後の梱包・配送の確認
遺品の発送は、物の状態と受取人の了承を確認してから手配します。清掃会社の搬出サービスに、梱包・発送・配送中の補償まで含まれるかは別に聞いてください。

発送する物を、受取人と先に合わせる
家族が欲しいと言っていた物でも、実際の大きさや状態を知らないことがあります。写真と寸法、付属品、受取予定日を共有し、送り先が確定した物だけを発送リストへ入れます。家族間で判断がつかない物は保留にします。
故人の住所録をそのまま送り先として使わず、現在の住所と受取りの可否を本人へ確認します。箱が複数になる場合は番号と内容を対応させ、開けなくても誰の荷物か分かる一覧を残します。
状態を伏せずに、運送会社へ確認する
臭い・汚れ・破損がある物は、清掃後だから通常の荷物として受け入れられると判断せず、状態を説明します。依頼する配送会社の取扱条件を確認し、受け付けられることが分かってから梱包方法を決めてください。
割れ物や高価な物、サイズの大きな物は、梱包と補償の条件も別に聞きます。清掃会社にまとめて頼む場合でも、運送を引き受ける会社、送料の見積、事故時の連絡先が分かるようにします。
発送前と受領後に照合する表
送り終えた時点で完了とせず、家族が受け取って内容を確認したかまで記録します。壊れているなどの連絡が来た場合は、箱や梱包を捨てる前に配送先へ相談します。
- 荷物
- 品名・箱番号・点数・付属品
- 状態
- 写真、汚れや傷、処置した内容
- 費用
- 梱包費、送料、補償の条件
- 受領
- 伝票番号、受取日、内容の照合
送料を払えば、すべての遺品を送れますか?
配送会社の受入れ条件、品物の状態、危険物等の制限を確認する必要があります。内容や状態を隠して通常の荷物として送らないでください。清掃会社が梱包だけを行うのか、発送まで手配するのかも分けて聞きます。破損しやすい品は包装と補償の条件を確認し、引受けが難しい物は別の受渡し方法を相談します。
相談前の確認メモ
- 受取人に品物と住所を確認した
- 荷物の状態を運送会社へ伝えた
- 発送リストと伝票番号を残した
そのまま使える相談文
状況に合わせて書き換えて使える、編集部作成の文例です。
参考情報とこの記事の範囲
遺品整理を依頼する前に具体的な作業内容を確認する、という公的な注意喚起を踏まえ、搬出後の発送まで範囲を明確にする確認票を作成しています。1
確認メモと相談文は、依頼時の行き違いを減らすための編集部の提案です。各社の標準対応や、個別の契約・現場の判定を示すものではありません。
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地域から特殊清掃業者を探す出典
- 独立行政法人国民生活センター「こんなはずじゃなかった!遺品整理サービスでの契約トラブル(2018年7月19日公表)」https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20180719_1.html(2026-09-22取得)
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