はじめての特殊清掃亡くなった後の部屋を、最初に任せる一社を。

コラム/亡くなった後の実務

亡くなった後の実務親族で特殊清掃の意見が分かれたら|連絡担当と決める範囲の整理

家族間で意見が分かれるときは、清掃会社への連絡担当と、実際に決められる範囲を分けます。残す物や処分の判断が未定なら保留として伝え、誰の確認が必要かを整理してから契約範囲を決めてください。

書類と封筒を整理する机のイラスト

連絡役だから全部決めてよい、とは限らない

業者への質問や日程調整をする人が、すべての家財の処分を決められるとは限りません。物件や遺品の権利関係、相続の判断が不明な場合は、清掃会社だけで判断せず専門家へ確認します。

家族の誰が何を希望しているかを一覧にし、『全員が決めたこと』『確認中のこと』を区別します。代表者が業者へ伝える文面にも、未確定の項目が分かるようにしてください。

決まった範囲だけを見積で示してもらう

たとえば汚染箇所の現地調査は相談したいが、家具の処分はまだ決めていないという場合は、そのまま伝えます。未定の処分まで含めた一括契約にせず、段階を分けた提案が可能か聞きます。

家族から別々の指示が入ると、残す物の扱いが食い違います。会社へ伝える窓口を決め、指示を変更するときは旧版と新しい一覧を区別します。作業者へ共有されたかも確認してください。

返答の期限と、決まらない場合の扱い

作業日の前までに、誰から何の回答が必要かを整理します。返事がないことを同意とみなして処分するのではなく、保留の場所や作業延期の条件を会社へ相談します。

窓口
連絡担当と連絡できる時間
決定
確認済みの作業・費用・残す物
保留
理由、確認する人、対象物
変更
一覧の版、共有先、次回返答日

一人だけ反対している場合、他の親族で進めてよい?

清掃会社へ家族の多数決で判断してもらうのではなく、物件や遺品の権利関係と、誰の同意が必要かを確認してください。その判断が終わるまでは、未承認の処分を含めず、調査や保留の相談に範囲を限定する方法があります。連絡担当は、どこが未決定かを明示して業者へ共有します。

相談前の確認メモ

  • 連絡役と承認が必要な人を区別した
  • 未定の処分を保留として伝えた
  • 業者への指示を一つの一覧にまとめた

そのまま使える相談文

親族間で一部の遺品の扱いを確認中です。連絡は○○が担当しますが、添付の保留品は処分しないでください。決まっている清掃範囲だけでの見積と、判断が間に合わない場合の扱いを相談したいです。

状況に合わせて書き換えて使える、編集部作成の文例です。

参考情報とこの記事の範囲

残す物の行き違いへの注意喚起を踏まえ、家族と作業会社の指示をそろえる方法を整理しています。相続人の権限や遺産処分の可否は個別の確認が必要です。1

確認メモと相談文は、依頼時の行き違いを減らすための編集部の提案です。各社の標準対応や、個別の契約・現場の判定を示すものではありません。

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出典

  1. 独立行政法人国民生活センター「こんなはずじゃなかった!遺品整理サービスでの契約トラブル(2018年7月19日公表)」https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20180719_1.html(2026-09-22取得)

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