9月中に運んだほうが得ですか
自己搬入の差額は10kgごとに70円で、100kgなら700円です。相続放棄を検討しているなど順番に関わる事情があるなら、差額を理由に搬出を急がないでください。事情がなければ、9月末までは旧額で運べます。1
コラム/亡くなった後の実務
ご遺品の片付けでは、ご自身で市の処理施設へ運ぶ方も、粗大ごみの収集を頼む方もいます。そのどちらも、2026年10月1日を境に金額や出し方が変わりました。
市の告知をもとに、変わるものを3つに整理し、片付けの段取りにどう関わるかまで書きます。

名古屋市の告知から、ご遺品の片付けに関わる変更を抜き出します。
なお、事業所から出るごみ(事業系)の処理手数料も同じ日に改定されました4。これは家庭のごみとは別の枠の話です。あとで触れます。
自己搬入は重量課金なので、差額は単純に計算できます。10kgごとに70円の差ですから、100kgで700円、300kgで2,100円の違いです。
この差額を見て「9月中に急いで運ぼう」と考える方がいるかもしれません。金額だけならそのとおりですが、片付けには金額より優先すべき順番があります。相続放棄を検討している段階で荷物を運び出すと、放棄に影響する可能性があります。差額の数千円と引き換えにできる話ではないので、迷っている方はこちらの記事を先にお読みください。
順番の心配がない方にとっては、単純に「9月末までなら旧額」です。受付は各区の環境事業所で、持ち込み先と手順、運びきれない分を頼む場合の事業者は名古屋市のページにまとめています。
同じ10月1日に、事業所のごみ(事業系一般廃棄物)の処理手数料も改定されました4。ただし、家庭から出るご遺品と、事業所のごみは、手数料の枠が別です。事業系の数字をそのまま「遺品整理の処分費が上がる」と読み替えることはできませんし、逆に、業者の見積の処分費が市の手数料と同じとも限りません。
だから見積で確かめることは、改定の前後で変わりません。処分費が「一式」ではなく行で分かれているか、その行が何の費用なのかです。見積書の読み方は「一式」の見積書に注意にまとめています。
自己搬入の差額は10kgごとに70円で、100kgなら700円です。相続放棄を検討しているなど順番に関わる事情があるなら、差額を理由に搬出を急がないでください。事情がなければ、9月末までは旧額で運べます。1
市は「収集日が2026年10月1日以降となる粗大ごみ」から改定するとしています。申込日ではなく収集日で決まるので、申込みの際に収集日と金額をあわせて確認してください。2
新しい基準では、指定袋に入って口がしっかり結べるものは袋で出す側になります。ただし、袋に入らなくても粗大ごみにならない例外の品目が定められているので、迷う物は市のページか各区の環境事業所で確認してください。3
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