どのくらい物を減らせばいいですか
目安を示した公的な資料は確認できませんでした。当サイトでは「何割捨てる」といった数字を示しません。減らすほど作業は軽くなりますが、必要なものを手放す必要はありません。
コラム/相続と手続き
生前整理と聞くと、まず物を減らす話が思い浮かびます。ただ、残された方の作業を実際に軽くするのは、別のところです。
物は、残っていても誰かが片付けられます。契約とデータは、ご本人でないと解約できません。だから順番は、契約とデータが先です。

契約とデータ(ご本人でないとできないこと)
通信・サブスク・保険・口座。一覧を1枚に書くだけで構いません。解約まで済ませる必要はありません。どこに何があるかが分かれば、残された方が動けます。
なぜ気づけないのか鍵と、預けている場所
貸金庫・実家の物置・親族に預けたもの。場所が分からないと、探すところから始まります。
希望の記録(とくに祭祀に関するもの)
仏壇・位牌・お墓を誰に引き継ぐか。民法は、被相続人の指定があるときはその者が承継すると定めています1。書いておけば、決まらずに家庭裁判所へ行く場面を減らせます。
祭祀財産は別の枠です物
最後で構いません。減らせば作業も費用も軽くなりますが、全部やり切る必要はありません。
遺品整理の進め方(逆順で読むと分かります)1契約している通信・サブスクの一覧
サービス名と、引き落としに使っているカードか口座。ID・パスワードは書かないでください(紛失時の危険が大きくなります)。
2口座と保険の一覧
金融機関名と支店名まで。通帳や証券の保管場所も。
3鍵の在りかと、預けている場所
誰に預けているかも書いておきます。
4仏壇・お墓を誰に引き継ぐかの希望
法定相続分で分けるものではありません1。ここは書いた本人の指定が効きます。
遺言として効力を持たせたい場合は形式の要件があるため、自筆証書遺言書保管制度(保管の申請は1通3,900円2)を使う方法があります。上の紙は、遺言ではなく「探す手間を減らすためのメモ」として書いてください。
ご自身のご家庭のごみをご自身で運ぶ分には、許可は要りません。名古屋市も自己搬入を正規の方法として案内しており、手数料は重量制です。2026年10月1日から10kgごとに270円に改定されます4。
業者に頼む場合は、家庭から出た廃棄物を業として運ぶための市町村ごとの許可の話になります(呼び名ではなく許可で見る)。生前整理でも、亡くなった後の片付けでも、ここは同じです。
目安を示した公的な資料は確認できませんでした。当サイトでは「何割捨てる」といった数字を示しません。減らすほど作業は軽くなりますが、必要なものを手放す必要はありません。
書き方に決まりはなく、法的な効力もありません。効力を持たせたい部分(財産の分け方など)は遺言の形式が必要です。逆に「どこに何があるか」を伝えるだけなら、形式は自由です。1
中身を見せずに「保管場所だけ伝える」方法があります。契約の一覧や鍵の在りかは、亡くなった後に見つかれば足りるものです。ただし、判断能力に備える契約はご本人に判断能力があるうちにしか結べないので、そこだけは先に相談してください。1
会社の許可・料金・サービス内容は変わります。当サイトは取得日を添えて記録していますが、依頼の前にご自身でも最新の内容をご確認ください。